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フードロス通販を見ていると、賞味期限が近い食品やパッケージに傷がある商品が、通常とは異なる価格で販売されていることがあります。
家計の負担を抑えながら食品ロス削減に関われる点は魅力ですが、「安いから」という理由だけで大量に買うと、期限までに食べ切れず、自宅で廃棄する結果になりかねません。
フードロス通販を上手に使うポイントは、値引きの大きさではなく、必要な商品を食べ切れる量だけ選ぶことです。
この記事では、フードロス通販の仕組み、商品が販売される理由、メリットと注意点、注文前に確認したい条件を整理します。候補の一つとして、ソーシャルグッドマーケット「Kuradashi(クラダシ)」の特徴も紹介します。
フードロス通販とは
フードロス通販とは、まだ食べられるにもかかわらず、流通や販売上の事情によって廃棄される可能性がある食品を、オンラインで販売する仕組みです。
対象になるのは、賞味期限が近い商品だけではありません。パッケージの傷や汚れ、季節商品の売れ残り、規格変更、過剰在庫など、食品そのものの品質とは直接関係しない事情で販売先を失った商品もあります。
| 販売される主な理由 | 商品の例 | 確認したいこと |
|---|---|---|
| 賞味期限が近い | 菓子、飲料、レトルト食品など | 到着後に食べ切れる期間 |
| 過剰在庫 | 販売予測より多く残った商品 | 内容量と保管場所 |
| 季節商品の入れ替え | 行事向け商品、期間限定品 | 自分に必要な商品か |
| パッケージの傷や汚れ | 箱潰れ、印刷のずれなど | 中身への影響の有無 |
| 規格・デザイン変更 | 旧パッケージ、旧容量の商品 | 現在の商品との違い |
| 通常の販路で扱いにくい | サイズ違い、セット崩れなど | 出品理由と商品の状態 |
「訳あり」と書かれていても、必ずしも味や品質に問題があるわけではありません。ただし、訳ありの理由は商品ごとに違うため、商品ページを確認せずに一括りにすることはできません。
日本では年間461万トンの食品ロスが発生している
食品ロスとは、まだ食べられるにもかかわらず廃棄される食品のことです。
消費者庁が2026年6月に公表した2024年度の推計では、日本の食品ロス量は年間461万トンでした。このうち、食品関連事業者から発生した事業系食品ロスは237万トン、家庭から発生した家庭系食品ロスは224万トンです。
| 区分 | 2024年度の推計量 |
|---|---|
| 食品ロス全体 | 461万トン |
| 事業系食品ロス | 237万トン |
| 家庭系食品ロス | 224万トン |
通販で廃棄される可能性がある商品を購入することは、食品ロス削減につながる行動の一つです。
一方で、家庭からも多くの食品ロスが発生しています。通販で買った食品を食べ切れずに捨ててしまえば、廃棄される場所が事業者から家庭へ移っただけになってしまいます。
食品ロス削減を目的にするなら、購入後に食べ切るところまでを一つの行動として考えましょう。
まだ食べられる食品が流通から外れる理由
賞味期限より前に設定される納品期限
食品流通には、製造日から賞味期限までの期間を3等分し、最初の3分の1以内に小売店へ納品する慣例があります。一般に「3分の1ルール」と呼ばれる商慣習です。
この期限を過ぎると、賞味期限まで日数が残っていても、小売店へ納品しにくくなる場合があります。その結果、食べられる商品が行き場を失い、廃棄される可能性が生まれます。
農林水産省は、食品ロス削減に向けて、納品期限の緩和や賞味期限表示の見直しなどを呼びかけています。
需要予測と実際の販売数が合わない
食品メーカーや小売店は、過去の販売数、季節、天候、キャンペーンなどを参考に生産量や仕入れ量を決めます。
しかし、需要を完全に予測することはできません。想定より売れなかった場合、品質に問題がない商品でも在庫が残ります。
パッケージや規格が変わる
商品の中身が同じでも、パッケージデザイン、容量、商品名などが変更されると、旧仕様の商品を通常の売り場で販売しにくくなる場合があります。
箱の傷や印刷のずれなど、外見上の理由で通常品として扱いにくい商品もあります。
季節やイベントが終わる
季節限定商品やイベント向け商品は、販売できる時期が限られています。
賞味期限に余裕があっても、季節が過ぎると通常の売り場で扱いにくくなり、別の販売先が必要になります。
【食品がフードロス通販へ届くまでの流れ】

フードロス通販のメリット
必要な食品を納得できる価格で探せる
フードロス通販では、通常の販路では販売しにくくなった商品が、参考価格とは異なる価格で販売されることがあります。
普段から購入している食品や、もともと必要だった商品を見つけられれば、家計の負担を抑えられる可能性があります。
ただし、割引率だけでお得かどうかは決まりません。送料や内容量を含めた支払総額で比較する必要があります。
普段は選ばない商品を試すきっかけになる
メーカーや地域、味などで商品を探すと、近所の店舗では見かけない商品に出会えることがあります。
新しい食品を試す楽しさはありますが、初めて食べる商品を大量に買うと、好みに合わなかった場合に使い切るのが難しくなります。
初めての商品は、内容量が少ないものや、使い道を複数考えられるものから検討するとよいでしょう。
食品ロス削減に参加できる
フードロス通販で、廃棄される可能性がある商品を必要な量だけ購入すれば、その商品に新しい消費先をつくれます。
特別な活動へ参加しなくても、普段の買い物の選択を通して食品ロス削減に関われる点はメリットです。
商品の背景を知るきっかけになる
商品ページに出品理由が掲載されているサービスでは、過剰在庫、規格変更、賞味期限、パッケージの状態など、商品が販売される背景を知ることができます。
価格だけでなく、食品の生産や流通について考えるきっかけにもなるでしょう。
フードロス通販の注意点
賞味期限が近い場合がある
フードロス通販では、賞味期限までの期間が短い商品があります。
注文時点では余裕があるように見えても、発送や配送に数日かかれば、到着後に残る期間は短くなります。賞味期限だけでなく、発送予定と受取日も確認してください。
大容量やまとめ売りが多い
ケース販売や複数個セットは、1個あたりの価格を抑えやすい反面、消費と保管に時間がかかります。
飲料や缶詰などは常温保存できても、箱を置く場所が必要です。冷凍食品は冷凍庫に収まるかを注文前に確認しましょう。
送料を加えると価格差が小さくなることがある
商品価格が安くても、送料やクール便費用を加えると、近所の店舗や別の通販サイトと大きな差がない場合があります。
比較するときは、商品価格ではなく、送料を含めた1個あたりの金額を計算してください。
支払総額 ÷ 商品個数 = 送料込みの1個あたり価格
欲しい商品をいつでも買えるとは限らない
フードロス通販の商品は、過剰在庫や流通上の事情によって出品されるため、在庫や品ぞろえが変わります。
前回買った商品が、次回も販売されるとは限りません。特定の商品を定期的に購入したい場合は、メーカー直販や通常の通販も候補にしましょう。
返品やキャンセル条件が厳しい場合がある
賞味期限が近い商品や特別な条件で販売される商品は、注文後のキャンセルや購入者都合による返品を受け付けない場合があります。
注文確定前に、個数、味、期限、発送予定、配送先、支払総額を確認してください。
フードロス通販で失敗しない選び方
1.買い物前に家の在庫を確認する
環境省は、食品ロスを減らす買い物のポイントとして、買い物前に冷蔵庫の在庫を確認し、食べ切れない量を買いすぎないよう案内しています。
通販でも同じです。冷蔵庫、冷凍庫、食品棚を見てから、必要な商品を決めましょう。
2.食べ切るまでの日数を計算する
セット商品は、内容量を普段の消費ペースへ置き換えます。
商品個数 ÷ 1週間に消費する個数 = 食べ切るまでの週数
例えば24個入りの商品を1週間に3個使う場合、食べ切るまでに8週間かかります。
賞味期限までの期間が8週間より短い場合は、通常より多く消費する必要があります。無理なく使える見込みがなければ、購入を保留しましょう。
3.送料込みの総額を比較する
次の費用を合計してから、ほかの購入先と比べます。
- 商品価格
- 基本送料
- クール便費用
- 地域別の追加送料
- 会員費
- クーポンやポイントによる値引き
値引き表示が大きくても、送料を加えた金額が普段の購入価格より高ければ、価格面のメリットは小さくなります。
4.保管場所を先に確保する
商品が届いてから収納場所を探すのではなく、注文前に置き場所を決めてください。
特に冷凍食品は、箱や包装の大きさを含めて冷凍庫に収まるかを考える必要があります。
5.訳ありの理由を確認する
賞味期限、パッケージ、在庫、規格変更など、出品理由によって確認すべき項目が変わります。
| 出品理由 | 重点的に確認する項目 |
|---|---|
| 賞味期限が近い | 期限、発送予定、消費ペース |
| パッケージに傷がある | 中身への影響、外装の状態 |
| 過剰在庫 | 内容量、保管場所、必要性 |
| 季節商品の入れ替え | 今の生活で使う商品か |
| 規格変更 | 現行品との容量や仕様の違い |
目的別に向いている購入方法
| 目的 | 向いている購入方法 | 理由 |
|---|---|---|
| 少量だけ必要 | 近所の店舗 | 送料がかからず、必要量を選びやすい |
| すぐ食べる食品を買う | 店舗での「てまえどり」 | 販売期限が近い商品を選びやすい |
| 大容量を消費できる | フードロス通販 | まとめ売りの商品を活用しやすい |
| 余った未開封食品を活用したい | 地域のフードドライブ | 条件に合う食品を寄付できる場合がある |
| 特定商品を継続購入したい | メーカー直販や通常通販 | 在庫や入荷が比較的安定している |
フードロス削減の方法は、通販だけではありません。
すぐに食べる商品を店舗の手前から選ぶ「てまえどり」、買い物前の在庫確認、食べ切れる量だけ調理することも食品ロス削減につながります。
フードロス通販が向いている人
- 家の食品在庫と消費ペースを把握している人
- 賞味期限や発送予定を確認できる人
- 大容量の商品を無理なく使い切れる人
- 常温・冷蔵・冷凍の保管場所を用意できる人
- その時点の品ぞろえから商品を選べる人
- 買い物を通じて食品ロス削減に関わりたい人
特に、普段から購入している食品を見つけたときは、味や使い方を理解しているため、初めての商品より消費計画を立てやすくなります。
フードロス通販が向いていない人
- 少量の商品だけ必要な人
- 賞味期限を確認するのが負担な人
- 食品の保管場所を確保できない人
- 特定の商品を毎回確実に買いたい人
- 注文後に内容を変更する可能性がある人
- 割引率だけで衝動的に購入しやすい人
向いていない条件に当てはまる場合は、無理に通販を利用する必要はありません。近所の店舗で必要量だけ買う方法も、家庭内の食品ロスを防ぐうえで有効です。
Kuradashiはフードロス通販の候補の一つ
Kuradashiは、食品や飲料、日用品などを扱うソーシャルグッドマーケットです。
運営元は、商品割れ、パッケージの傷や汚れ、サイズ違い、流通上の期限などにより、味や品質に問題がなくても通常の販路から外れる商品があると案内しています。
Kuradashiでは、こうした商品を販売することでフードロス削減につなげ、売り上げの一部で社会貢献活動を支援する仕組みも設けています。
Kuradashiを利用するときの確認項目
- 商品ごとの出品理由
- 賞味期限と発送予定
- 個数や内容量
- 常温、冷蔵、冷凍の区分
- 基本送料や追加配送費
- 注文後のキャンセル・返品条件
- 配送先と受取予定
商品によって条件が異なるため、「Kuradashiの商品ならすべて同じ」と考えず、1商品ずつ確認しましょう。
Kuradashiの特徴、注意点、向いている人をまとめて確認したい方は、次の記事も参考になります。

Kuradashiの商品を選ぶときの判断手順
- 家にある食品の在庫を確認する
- 必要な商品を決める
- 商品ページで出品理由を確認する
- 賞味期限と発送予定を確認する
- 内容量を消費ペースへ置き換える
- 保管場所を確保する
- 送料を含む支払総額を確認する
- 注文後の変更が不要なことを確認する
Kuradashiで失敗しにくい商品選びを詳しく知りたい方は、次の記事をご覧ください。

現在販売されている商品を見ながら、賞味期限、量、送料を確認したい方はリンク先をご覧ください。
【クリック↓】
Kuradashiの送料も含めて比較する
Kuradashiの一般会員は、基本送料が1商品ごとにかかります。有料のプレミアム会員は基本送料が無料になりますが、クール便費用や地域による追加費用が別途必要になる場合があります。
フードロス通販は、商品価格だけで購入先を比較すると判断を誤りやすくなります。
次の計算で、実際に負担する金額を確認しましょう。
商品代金 + 送料 + 追加配送費 + 会員費 - 値引き = 支払総額
Kuradashiの送料とプレミアム会員の違いは、次の記事で詳しく整理しています。

賞味期限や返品条件にも注意する
賞味期限が近い商品は、到着時点で期限までの日数が短い場合があります。
また、注文後の購入者都合によるキャンセルや返品を受け付けていないサービスもあります。数量、期限、送料を確認せず注文すると、届いてから困る可能性があります。
Kuradashiの賞味期限、配送、返品時の注意点は、次の記事で確認できます。

家庭内で食品ロスを増やさない保存方法
期限の近い商品を手前に置く
新しく届いた商品を奥へ入れ、期限の近い商品を見える位置へ置きます。
冷蔵庫や食品棚の中で期限順に並べると、古い商品を使い忘れにくくなります。
開封日を記録する
大容量の商品は、開封後の管理が重要です。
袋や容器へ開封日を書いておくと、いつ開けたか分からなくなるのを防げます。
消費予定を献立へ入れる
賞味期限が近い商品は、購入後すぐに献立や間食の予定へ組み込みましょう。
買っただけで安心せず、いつ食べるかまで決めることで、使い忘れを防げます。
保存方法を自己判断しない
常温、冷蔵、冷凍など、商品の表示に従って保存してください。
賞味期限は、未開封で表示された保存方法を守った場合の目安です。開封後は、期限にかかわらず早めに消費しましょう。
よくある質問
Q. フードロス通販の商品は賞味期限切れですか?
A. すべての商品が賞味期限切れというわけではありません。賞味期限が近い商品だけでなく、過剰在庫、規格変更、季節商品の入れ替え、パッケージの傷などを理由に販売される商品もあります。期限と出品理由は商品ごとに確認してください。
Q. フードロス通販なら必ず安く買えますか?
A. 必ず安いとは限りません。商品価格に送料、クール便費用、地域別の追加送料、会員費を加え、普段の購入価格と同じ容量で比較する必要があります。
Q. 賞味期限が近い商品を買うことは食品ロス削減になりますか?
A. 必要な量を購入し、期限までに食べ切れば、廃棄される可能性がある食品の活用につながります。買いすぎて家庭で捨ててしまうと、家庭系食品ロスを増やすため注意が必要です。
Q. 初めて利用するときは何を選べばよいですか?
A. 普段から食べている食品で、期限まで余裕があり、保管しやすい量の商品から検討すると判断しやすくなります。初めて食べる大容量商品を一度に複数買う必要はありません。
まとめ
フードロス通販は、賞味期限、過剰在庫、パッケージ、規格変更などの事情で、通常の販路では販売しにくくなった商品を購入できる仕組みです。
必要な食品を納得できる価格で探しながら、食品ロス削減に関われる点はメリットです。一方で、賞味期限が近い、大容量の商品がある、送料が加算される、品ぞろえが変わるといった注意点があります。
購入前には、在庫、賞味期限、内容量、発送予定、保管場所、送料を確認してください。
安さを理由に買いすぎず、期限までに食べ切れる商品だけを選ぶことが、お得さと社会貢献を両立する基本です。
Kuradashiは、フードロス削減につながる買い物を検討できる候補の一つです。
現在の品ぞろえと条件を確認し、生活に無理なく取り入れられる商品があるかを判断してください。
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